この事例の依頼主
年齢・性別 非公開
相談前の状況
相談者であるAさんの自動車がBさんの自動車に衝突され、Aさんとしては自分が被害者という認識でした。ところが、Bさんは、Aさんが一方的に悪いとして、200万円近く請求する訴訟を提起してきました。
解決への流れ
裁判所において、双方の自動車の動きなどを詳細に確認した結果、Bさんの主張する事故状況が不自然であることを明らかにすることができました。判決において、裁判所は自己の責任は全面的にBさんにあると判断し、Bさんの請求を棄却しました。
信号の色や自動車の動きなど、事故状況の認識が双方で大きく異なる場合、話し合いでの解決は難しく、裁判になることは珍しくありません。今回のケースでは、Bさんは一貫してAさんの過失を主張していましたが、Bさんの本人尋問において、Bさんの自動車の動き・速度やBさんから見たAさんの自動車の位置などを詳しく確認し、Bさんの主張する事故状況は不自然であることを裁判官に理解してもらい、(時間はかかってしまいましたが)Aさんが満足する結果となりました。