この事例の依頼主
40代 男性
相談前の状況
2名のクライアントは、会社で長時間労働をしていたにもかかわらず、残業代が全く支払われていないことに強い不満を抱き、私に相談にこられました。通常、未払残業代請求は、会社を退職してからすることが多いのですが、今回の事件では、珍しく、会社で勤務を継続しながら、会社に対して、未払残業代を請求するものでした。
解決への流れ
クライアントは会社での勤務を継続していましたので、タイムカードや就業規則、賃金規程といった、未払残業代請求事件において必要となる証拠を容易に集めることができました。そのため、クライアントが入手した証拠をもとに未払残業代を計算すると、一人あたり約500万円もの未払残業代を請求できることになりました。そこで、会社に対して、一人あたり約500万円の未払残業代を請求して、会社と交渉しました。
この事件では、会社には、クライアントの残業代請求について、効果的な反論をするだけの材料がなかったため、高額な残業代であったにもかかわらず、わりとあっさりと未払残業代請求に応じてくれました。クライアントの相談を受けてから約2ヶ月ほどで、一人あたり約500万円の未払残業代を回収することができました。多額の残業代を短期間で回収できたので、クライアントには大いに満足していただけました。給料がある程度高く、長時間労働の場合には、残業代が高額になる可能性がありますので、弁護士に未払残業代請求についてご相談されることをおすすめします。